VIVANTがとうとう最終回!面白かった〜!
ドラマの時間軸にそって、実況的に感想を書き出してみる。
銃の重さで弾が入っているかどうか見分ける乃木がすごい
「持っただけで物の重さがわかる」という特技が、ここで生きてくるとは。またそれぞれの銃の重さを、当然のように知識として覚えているのも凄味がある。さすが別班。野崎との、お互いを探りながらも「あいつならわかってくれる」と信じて何かを託せる関係がすごくいい。がっちりメッセージを受け止めて棺桶を用意してくれる野崎!頭がいい人同士の小気味よい連携プレー、ゾクゾクする。
テントがフローライトの採掘で潤沢な資金を得ればテロを行う必要もなくなり、日本も攻撃を免れる。よって日本を守るために別班は一時的にテントに加担する、という展開に。
乃木と黒須萌え
解放されて二人きりになると、乃木を激しく壁に押し付ける黒須。親子愛、ナイス連携プレー
バルカ政府の企みに思案している乃木の前に、もう一人の乃木Fが現れる。日本政府を動かすために公安の野崎を頼り、その代償として父ノゴーン・ベキを差し出す事を決意する乃木。号泣する乃木、「泣くな」と言いつつ自分も涙が止まらないノコル、そんな二人の息子を笑って見やるベキ。非情な交渉と親子愛が入り混じる3人の会話に泣いた。
ベキと野崎の初対面!公安警察の先輩後輩という関係が面白い。
フローライト事業の主導と引き換えに、ベキと部下二人は日本の公安警察に投降、テントは解体、ただしノコルだけは無罪とする事を提示するベキ。ノコルがこれからもバルカのために働き続けられるよう、バルカ警察を抑える事も力強く保障する野崎。
抜け目なく西岡大使の動向も押さえて切り札とする野崎の仕事っぷり、有能~!
乃木と野崎が敵対して裏をかきあう様も面白かったが、味方としてのコンビも最高!
テントの何十年にもわたる孤児救済活動は、かつて孤児だったバルカ警察のチンギスをも救っていた。チンギスの手配で悪徳外務大臣ワニズらは逮捕され、ノコルと西岡大使はフローライト事業の協力を誓って固い握手をかわす。
伏線回収
一件落着と思いきや、日本に連行されたベキ達が脱走。引き続き日本にいるテントのスパイを探していた乃木達は、その正体が公安の新庄であることを突き止める。ベキ達を目的地へ案内する新庄。ここでそうくるか~。ネットの予想で「2回も尾行に失敗したり、新庄の正体は別班?」などと予想されていた彼だが、テント側の人間だったとは。存在感を薄くしておいてしっかり回収してくるのがすごい。やられた~。クライマックス
ベキの最終目的は日本への攻撃ではなく、自分たちを見捨て、妻を死に追いやった相手への復讐だった。その決断を下した当時の責任者(現内閣官房副長官、元公安部外事課課長)の情報を別班の櫻井司令より受け取り、現場へ向かう乃木。それはそうと、櫻井司令もかっこいいな~。年齢を重ねた有能な女性管理職、しびれる。
ベキ達の銃には弾は入っていなかった。
初めから息子の乃木に撃たれることを想定しての行動。
命を奪うことはできなくても、本気で相手を殺したい、妻の無念を晴らしたいという気持ちを形にせずにはいられなかったのだろう。そのベキと最後を共にしたバトラカとピヨ、彼らの長年の強い絆にも涙が出る。
元公安警察の父と、別班の息子。深い愛情を交わしながらも任務を遂行する息子、そんな息子を「お前は私の誇りだ」と言い残し息絶える父。悲しいけど、ベキは幸せだったのだろう。黙って見送るしかないノコルにも泣いた。「兄さん」呼びがしみる。
証拠隠滅に家ごとベキ達の遺体を燃やしている様子を遠くから見つめ、満足げな笑みを浮かべる乃木。やがて表情をひきしめ立ち去る。
…これはベキ達生きている可能性もある?ノコルに電話で話した内容も意味深だった。
ノコルに電話で乃木が言った諺
皇天親無く 惟徳を是輔く (こうてんしんなく ただとくをこれたすく)「天は公平で贔屓せず、徳のある人を助ける」という意味だそう。
中国古代の経書『書経』より
ハァ?という顔のノコルに笑う。最後まで乃木の頭の良さを見せつけてくれる。
爽やかなラスト
ラストは薫とジャミーンと抱擁、めでたしめでたし…と思いきや、Fの呼びかけと、置いてある別班饅頭に笑った。俺たちの戦いはまだこれからだ!的なエンド。別班饅頭いいよな~。私もどこかに置いて誰かに連絡とりたいw
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