久しぶりにカラオケのフリータイムを利用して、一人で4時間歌ってきた。
みんなで行くのも楽しいが、一人カラオケは自由でいい。誰の反応も気にせず歌えるし、練習で同じ曲を何度歌ってもいい。
歌は定期的に練習しないと下手になる。
年のせいなのか、最近は自己満足もできない歌声になってしまいショックを受けている。
何を目指しているわけでもないが、いつでも気持ちよく歌えるようでありたい。
「瞳をとじて」絢香バージョンのPVにツボる
平井堅の「瞳をとじて」を曲名で検索すると、絢香の名前が出てきた。
へー、絢香がカバーしてるんだ?歌ってみようか。
平井堅を歌う時は音程を3つ上げているが、絢香バージョンではそのまま歌えてちょうどよかった。それはいいとして、カラオケの背景に流れる映像が気になりすぎた。
「本人映像」で絢香も映りつつ、歌詞の内容に合わせたドラマが流れるのだが、そのキャストが小林稔侍と高橋惠子。まずキャスティングの豪華さに笑う。
平井堅のPVでは失った恋人(若い女性)の映像がせつなくて、歌いながら泣きそうになってしまうのだが、この熟年カップルでは死別がナチュラルすぎる。
朝目覚めた稔侍、同じ布団で隣に眠る妻・惠子に手を伸ばすが、それは幻だった。
妻はもういないのだ。
先立った妻が号泣する回想シーンや、一人取り残された稔侍の寂しさが描かれる。
う、うん…。歌詞のイメージそのままなんだけど…なんだろうこの面白さ。
歌詞の二番では、布団で眠っていた稔侍がガバッと起き上がり、夜道をパジャマ姿で走り出す。
思い出の場所へたどり着くと、そこには亡き妻が待っていた。抱き合う二人。
若い頃と同じように、思い出の木の下に並んで座り、星を見上げる。
そして朝もやの中、パジャマに下駄履き姿で一人草むらに倒れている稔侍。
稔侍のアップから、カメラが引いて上空からロングの全体を映すシーンがまた面白い。
いい映像で泣けるはずなんだけど、なぜこんなに面白いのだ。
無性にツボに入り、何度も繰り返しカラオケを入れては見てしまった。
検索したらYouTubeでも見れた。是非見て頂きたい。
この豪華すぎるPVは一体?と思って調べると、絢香のカバーアルバムの企画とのこと。
いや~、偶然面白いものが見れてよかった。
小林稔侍についても検索。
1941年生まれの83歳、えっ身長180cmもあるんだ…!稔侍に夢中。
最近の歌は難しい
カラオケに自信がなくなったのは、最近の歌がうまく歌えないから、というのもある。
YOASOBIやMAISONdesや藤井風やIMASEや、好きだけど全然うまく歌えない。
加齢のせいかと落ち込んでいたが、テレビの「若者のカラオケ離れ」という話題で「最近の歌は難しくて歌えないから」という理由があり、え、若者でもそうなの?とハッとする。
改めてたっぷり歌ってみて、高いキーが出ないとかではなく、音の高低差が激しい曲は歌うのが難しい、と当たり前のことに気付く。あとメロディーに対して文字数が多すぎる、早口言葉みたいな歌詞とか。
「だから昭和歌謡が流行ってるんですよね」と会社の若者も言っていた。
確かに昭和歌謡の方が歌いやすいし、声を出していて気持ちいい。
好きな曲と、自分が歌いやすい曲は必ずしも同じではない。
最近の曲でも歌いやすい曲はあるし、色々試しながら無理せず楽しめればいいと思った。
やっぱりカラオケが好きだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿