NHK大河ドラマ「光る君へ」26話感想

2024年7月7日日曜日

感想文

t f B! P L

いけにえの姫

道長の長女・彰子(見上愛)かわいい~。
太い眉毛のあどけない顔立ちの姫。
父から入内の話をされても「仰せのままに…」としか答えられず、幼い弟からもぼんやり者とバカにされ、あの伊周からもうつけ呼ばわりされている。
入内しても幸せにはなれないと娘の身を案じる母・倫子だが、それ以前に「こんな姫で大丈夫か?」と別の意味で心配させられる。

一度出家した中宮・定子を呼び戻し、公務そっちのけで彼女にべったりな一条天皇。
そのために災害が起こり世が乱れていると安倍晴明。それらを正すために、左大臣である道長の娘を入内させるのが吉と。
それはもう入内というより、いけにえという言葉が相応しかった。

「中宮様が懐妊中の皇子、呪詛いたしますか?」さらっと聞いてくる晴明に笑った。
父上のようなことはしたくないと拒否する道長に「よう申されました」と晴明。
「私を試したのか」にらむ道長に、言われれば呪詛しましたよ〜とにっこり微笑む晴明。殺伐としつつ身内のほのぼの感もあって、面白い関係性だなあ。

娘の行く末を心配する道長に対し、「一国の命運を前に、人一人の幸せなぞ知りません」とバッサリ切り捨てる晴明も好き。言い方〜!
それに舌打ちした後、わかった、中宮の出産月に彰子の入内をぶつけようと道長。
今までの優しく甘ちゃんな雰囲気から一転、冷静な判断を下す道長に場の空気が変わる。
「今まできれいなところにいた道長が、血を流す時が来たということよ」
晴明や詮子に後押しされ、決意する道長。
否応なく変わっていく過程が切ない。

毒舌、倫子様

倫子の「呪詛は殿のご一家の得意技でしょ」発言に笑った。藤原家ディスってんのか。
「お子を呪詛し奉ってくださいませ」という表現も、「奉ってるけど殺す」というチグハグさで好き。

道長の栄華のためではなく、彰子がいけにえとなることで内裏も帝も清められるという理屈に倫子も納得し、支える事を誓う。
かくして彰子入内計画は進むのであった。

まひろと宣孝の新婚生活

まひろの幸せな結婚生活が始まったかのように見えたが、すぐ暗雲が。
孤児に対して「汚らわしい」と吐き捨てたり、まひろが宣孝のためだけに書いた文を他人に勝手に見せたり、さっそく他に若い女を作ったり、やらかし放題の宣孝。
宣孝はまひろの事も大事にしてくれてはいるのだが、根本的な考え方が違うので口論が絶えない二人。ついに言ってはいけないことを言ってしまう宣孝、ブチ切れるまひろ。

夫婦の在り方についてまひろを諭す、いとのアドバイスが染みる。
逃げ場を作ってあげること、己を曲げて誰かと寄り添うこと。考えさせられる。
まひろの中にまた一つ、体験が蓄積された。

再会

それはそうと石山寺に行きましょうよ!と従者たちに提案するまひろ。
唐突すぎる主の言葉に驚く一同だが、宣孝の事はいったん放置でキャッキャ旅立つ。
この時代の参拝=旅行、楽しそうだな。
夜、まひろが一人で参拝していると思わせぶりに開く扉。
そこから現れたのは、期待通り道長!
えっ何これ夢?まひろの妄想?都合よすぎない…!?というところで次回へ続く。
都合なんかよすぎたっていいんだよ!!
うおお、次回が楽しみ~~。

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70年代生まれのアラフィフ女子。 インドア派。

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